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HO(16番)の転車台の製作(5) ガーダ駆動軸のカップリング製作

2024年6月28日カテゴリー: オリジナル転車台

以前製作したNゲージの転車台で経験したように、ガーダの回転軸とガーダとを固定してしまうと各部の寸法誤差により、回転時に無理な力が掛かる可能性があるため、今回もカップリングを介して取りつけることにしました。カップリングの構造は以前のNゲージでやったのと同じ構造で、サイズのみ変更しています。

カップリングの可動部はΦ1のピンを挿入して軽く回転運動をすることができるようにしています。主に2つの部品から構成されていて、材料はS45Cでフライス加工で作っています。4個の小穴はガーダに取り付けるためにM1.7のタップ加工をしています。ピンを挿入するため、それぞれの部品の側面にΦ0.9の穴をあけていて、両者の部品を組み合わせた後に、Φ1のハンドリーマで画像1のようにピン穴を成形しています。

画像1 カップリング回転部のピン穴の成形

 

Φ1のピンを挿入して完成したカップリングが画像2です。簡易的な防錆処理のために黒染めを施しています。軸部や摺動部にユニクロメッキや3価ユニクロ等を施すと、膜厚が大きくなったり、エッジ部にメッキが付きすぎて、入らなくなりますので、黒染めにしています。

 

画像2 完成したカップリング

 

カップリングをガーダに取り付けたのが画像3です。カップリングの中心にある円い穴に駆動軸が入ります。

 

画像3 カップリングをガーダにねじ止めしたもの