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転車台9度バージョン製作(Nゲージ)その37 ガーダー軸取付部の改良

2022年3月31日カテゴリー: ブログ

回転軸にガーダーを取付けるためのガーダー取付けジョイントは、下の写真のようなもので、中心の穴に軸を挿入して、横から止めねじ2本で固定していたのですが、ねじを締めると、軸とジョイントの穴とのわずかな隙間により傾きが生じて、ガーダーの水平が保たれなくなり、ガーダーの両端では無視できない誤差(0.2~0.3mm程度だと思います)となるようです。

もともと、この問題を避けるために、下の写真のように、ガーダーの両端を転車台のピットに載せてから、止ねじを締め付ければ水平が保てるかと考えたのですが、現実にはそうはうまく行かないようです。以前から気にはなっていたのですが、何とか締付の調整で対応していました。

何か良い方法はないか考えた結果、ガーダー取付ジョイントに自由度を持たせるような、カップリングにすればよいのではと思い、設計してみました。スペースに余裕がなく、通常の回転軸に使用するカップリングは2自由度あるのですが、今回は長手方向の1自由度のみで十分と考えました。

キー材がありましたので、これを利用して、下の写真のような2つの部品をフライス盤で削りました。左側は軸が入る部分で、右側は左側の部品を格納する部品でガーダーに取り付けます。右側と左側の部品は写真下の直径1mmのピンで接続します。部品の嵌めあいはガタがあると転車台の停止位置の精度が悪くなるのでガタがなく、かつスムーズに動くように仕上げる必要があります。

上の部品を組み合わせたのが、下の写真です。手前が今回のジョイントで、奥が以前のジョイントです。ピンを中心にして、わずかな角度ですが、回転します。これでも、ガーダー両端で1mm程度の移動量は確保でき、十分な性能です。

ギヤボックスに取り付けたのが下の写真です。ジョイントの取付の誤差をカップリングが吸収するので、結構うまく行ったと思います。これで、軸に取り付けたときの調整が必要なく良かったです。