ウェブサイトのデザインを担当するのがCSSというサイトのデザインを設定するため言語です。ITへの扉(入門編)No.9とNo.12で説明したときは、このCSSをウェブサイトのソースファイルであるHTMLファイルに直接書き込んでいましたが、この場合にはHTMLの行数が多くなりソースファイルが読みにくくなるため、通常は別途CSS用のファイルを作り、HTMLファイルからCSSファイルを読み込みます。
今回も簡単なデモサイトを作りましたので下記URLにアクセスしてください。このtest3.htmlは前回のtest2.htmlをCSS読込タイプに修正しただけなので、ブラウザに表示される内容はまったく同じです。
https://railroad-model.jp/yamarin/test3.html
ブラウザでソースコードを開けて、両者のコードを見比べてください。test3.htmlの方が大分シンプルになっていますね。
リスト1はtest3.htmlのソースコードです。リスト1の6行目にある下記の部分がCSSファイルを読み込んでいる部分です。CSSファイルはstyle.cssでcssフォルダの中に置かれています。
<link rel=”stylesheet” type=”text/css” href=”css/style.css”> |
<!doctype html> <html lang=”ja”> <head> <meta charset=”utf-8″> <title>ねじの山崎</title> <link rel=”stylesheet” type=”text/css” href=”css/style.css”> </head> <body> <h1>CSSによるデザイン</h1> <p class=”p1″>やまりん新聞をよろしくお願いします。</p> </body> </html> |
リスト1 test3.htmlのソースコード |
通常、CSS読込部はソースファイルのヘッダー部(※1)に置かれますので、ソースコードの最初の方に記述されていることが多いです。
このように一般的にプログラミング関連では、ソースコードの役割毎にファイルを分割して、ソースコードの視認性を高めています。今回の場合にはHTMLが文書の構造、CSSがデザインの設定をそれぞれ担当するため、別のファイルとしています。