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安達16番C61-2の改造(1)

2025年2月2日カテゴリー: 真鍮キット・モデル16番

以前のブログで投稿しているように16番の転車台を製作している途中ですので、梅小路機関車庫のよく目立つ位置に吹きさらしで展示されているC61-2(画像1)の16番の模型を転車台用に入手したいと思い、ネットで探していたところ中古品が見つかりましたので購入してみました(画像2)。

中古品ですので、まずは走るのかどうかを確認すると、覚悟はしていましたが、走りがよくないことが判明。テスターで導通状態をチェックすると炭水車の車輪の一部がショートしていることが分かり、これを修正し、再度トライ。とりあえず走りだしましたが、モータが旧型の棒モータといわれるもので、かなり状態が悪く走りがいまいちでした。ネットでの改造記事にならって缶モータに交換しようかと思いました。缶モータに交換すると運転席前方がすけすけになり目立ってしまうのでバックプレートを取り付けたくなります。

一方外観を見ると、模型では火室の赤茶色の部分の露出部分が実際のものよりも少なく、火室が黒で塗装されているのが気になりました。何とかここを模型で再現したくて、検討しましたが、塗装し直しだけでは、火室の露出が小さく違和感があるため、火室を覆っているボディの一部を切り取って新たに露出した火室を追加するのがよいのでは・・という結論になりました。

画像1 梅小路のC61-2

 

画像2 ネットで購入した中古の安達製16番のC61-2

 

その他手直しするところがないかをチェックしていると、元空気溜(ホワイトメタル製で接着剤で固定されていたよう)1個が外れている。逆転機の種類・形状が違うのと材質が樹脂。発電機や砂箱踏み板、圧縮機、給水ポンプ、運転席天窓等が樹脂製。ATS発電機が付いていない。ディフレクターに点検窓なしのタイプが付いている。実車には画像3のように炭水車の上部仕切りが付いている。

 

画像3 炭水車上部の仕切り

 

等々いろいろ修正したい箇所が多くあり、成功するかどうかは分かりませんが、思い切って塗装をはがし全面的に大改造することにしました。16番転車台の製作で改造計画がある中で寄り道となります。