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転車台9度バージョン製作(Nゲージ)その16 線路の製作2

2021年4月20日カテゴリー: オリジナル転車台

KATO製フレキシブルレールのカットが終了しましたので、枕木に差し込んでいきます。そのままですと、レールが枕木に固定されていないため、レールが枕木の上を自由に動きます。そこで、レールを枕木にどのように固定するかの問題です。今回はオーソドックスな方法で、接着剤をレールと枕木の隙間に流し込む方法を取りました。

もう一つの問題が、枕木とレールの接着時に位置決めをどうするかです。線路の数が少ない場合には、ひとつひとつ地道に寸法を測りながら固定すればよいのですが、今回は線路が40セットあり、結構大変な作業です。

そこで今回は1mmのアクリル板をレーザーでカットして、ゲージを作り、このゲージに合わせて、レールと枕木の位置決めをすることにしました。隣り合う線路は、枕木を互い違いに配置する必要がありますので、2種類のゲージが必要です。そして作ったのが下の画像の2種類のゲージです。1mmのアクリル板を重ね合わせています。下側のアクリル板は枕木の横の辺が当たり、上側のアクリル板は線路の端が当たるところです。

実際に線路をゲージに入れると、こんな感じになります。

この状態で接着剤を流し込んでいきます。使用する接着剤はゴム系接着剤の黄色いタイプです。ボンドG17という商品名のやつです(下の画像はセメダイン社です)。ボンドだけではすぐに固まってしまい、流し込みができないので、ツールクリーナーでさらさらに希釈して、爪楊枝の先端で線路隙間に流し込んでいきます。

アルミ製の皿で接着剤を希釈。爪楊枝の先端を少しカットしておくと、幾分、接着剤が塗りやすい?ような気がしています。

枕木にレールを差し込む為の爪がついていますので、この箇所すべてに接着剤を流し込んでいきます。内側は車輪のフランジが通りますので、外側から流し込みます。流し込みが完了したら、レールに触れないようにして、静かにゲージから外して、接着剤が固着するのを待ちます。

できるだけ、しっかりとレールと枕木を固定したいので、その他の隙間に接着剤を流し込んでいきます。下の画像は枕木の裏側の穴があいている部分に接着剤を流し込んでいるところです。