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プログラミング言語の種類について。ITへの扉(入門編) No.17

2021年1月1日カテゴリー: ITへの扉

「小学校でプログラミング教育が必修化」されるということです。プログラミング教育とは、プログラミング言語を習得するのかと思っていたところ、実はそうではなく、「プログラミング的思考を育てる教育」を行うということのようです。
ところでプログラミングに欠かせないのが、プログラミング言語です。プログラミング言語は時代と共に流行り廃りがあり、どれを選択するか悩むところです。また、プログラミングによって何を作りたいのか(・Windowsパソコンのアプリ、・Androidスマホやタブレットのアプリ、・ウェブサイトのクライアント側のページ、・ウェブサイトのサーバー側のプログラム、・ワンチップマイコンの組み込みソフトウェア等)により、習得すべきプログラミング言語が異なります(表4参照)。

表4 プログラミングの開発環境とプログラミング言語の一例
Windowsアプリ Visual Studio※1(C++,C#,Basic)Delphi※1※3(Pascal)
Androidアプリ Android Studio※1(Java,Kotlin)
ウェブサイト(クライアント) HTML(※2),JavaScript,CSS(※2)
ウェブサイト(サーバー) PHP,Java,Ruby,Python
ワンチップマイコン C,アセンブリ言語(ハード・ソフトを含めた開発環境がマイコンメーカーから販売されている)

初心者の方が選択するための目安としては、書店のコンピュータ関連の書棚で、参考書が多く出版されている言語を選ぶと比較的学習しやすい(難易度は別として)と思います。逆に参考書が少ない言語は自力で情報を得る必要があり、学習するに当たっては苦労します。
いずれにしても、個人で勉強するのであれば、
パソコンとネットの環境さえあればフリーで手に入るプログラミング開発環境が結構ありますから、まずは書籍(最新版)を購入して始めてみることが大事ではないでしょうか。

(※1)プログラミングの開発環境です。括弧内はプログラミング言語。
(※2)プログラミング言語ではありません。
(※3)個人的には愛用していますが、現在、日本語の参考書はほとんど出版されていません。