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スマホアプリの開発について。ITへの扉(入門編) No.18

2021年2月1日カテゴリー: ITへの扉

現在主流のスマホ端末といえばAndroidとiPhoneで、スマホアプリを開発するための開発環境は、AndroidとiPhoneで異なります。
Androidの開発環境はAndroid Studioが主流です。Android StudioはJava(あるいはKotlin)という言語を使用します。
一方、iPhoneはObjective-CというC言語風の言語を使用しているものと思っていましたが、ネットで調べると、最近の開発環境はXcode、言語は2014年にリリースされた、比較的新しいSwiftが使われているようです。
このようにスマホアプリを開発する場合には、AndroidとiPhone両方に対応する必要があり、結構な労力・工数がかかります。
しかしながら最近ではFacebookが開発した、React NativeというJavaSciptを使用して記述する開発環境があり、AndroidとiPhoneの両方(クロスプラットフォーム)のアプリ開発を行うことができるそうです。ちなみに、React Nativeの参考書を書店で探しましたが、ほとんど見かけませんでしたので、独学で勉強する場合には苦労するかもしれません。
また、ショッピングアプリ等の場合には、一つの選択肢として、ブラウザでウェブサイトを閲覧する方式にすると、新規のスマホアプリが必要ないため検討の余地はありそうです。以前本誌134号でご紹介したレスポンシブウェブデザインを利用すれば、パソコン向けのウェブサイトと同じソースファイルを利用してスマホアプリ風のウェブサイトを作ることができます。
近年、パソコンよりもスマホを利用する場面が増加しており、様々なIT端末としてのスマホの役割が今後も期待されますので、スマホアプリの開発を行うソフトウェア技術者の需要はこれからも続くと思われます。