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データを蓄積するデータベースについて。ITへの扉(入門編) No.5

2019年11月1日カテゴリー: ITへの扉

今回は、前回出てきたMySQLについて、もう少し詳しく説明します。
MySQLは簡単にいうとデータ管理のソフトウェアで、RDBMS(Relational Database Management System)というものです。一般的に「データベース」と呼ばれています。RDBMSは複数のテーブルから、関連するデータをピックアップして、結果を出力するソフトウェアです(現行のデータベースは、Access、SQL Server等、ほとんどがRDBMSです)。
例えば、売上管理システムの場合には、売上データとして、売上番号、会社コード、会社名、商品コード、商品名、数量、単価、価格等の項目を管理する必要がありますが、RDBMSは、売上テーブルにこれらすべてを格納するのではなく、図3のように顧客情報と商品情報を別々のテーブルに格納します。そして、売上データを検索したいときには、売上テーブル、顧客テーブル、商品テーブルから同時に必要な情報を得て、一つの出力テーブルに出力することができます(データベース及びプログラムの作り方により、やり方は色々考えられますが)。

図3 RDBMSのテーブルのイメージ

これらのテーブルデータの参照、操作等を行うための命令が、SQL(Structured Query Language)という問い合わせ言語で、データベースを利用する場合は、SQLを学ぶ必要があります。但し、Microsoft Accessは、SQLを知らなくても使うことができますので、データベースの入門版のようなところでしょうか。SQLに興味のある方は、ネットで「SQL」と検索するか、SQL関連の書籍をご購入ください。