鉄道模型製作所のロゴ

クライアント・サーバーとは。ITへの扉(入門編) No.3

2019年9月1日カテゴリー: ITへの扉

前回、ウェブページ作成から、公開、閲覧までの一連の作業を説明しましたが、そのときのデータの流れを簡単に図示したのが図1です。

図1 インターネットにおけるクライアント・サーバー

図1に、クライアント・サーバーという用語があります。クライアントは利用者のパソコン等のことで、サーバーはクライアントからの指示を待ち、要求があると、所定の処理をした後、結果をクライアントに返答するコンピュータのことです。近年、多くの会社で導入されている社内販売管理システムで考えると、それぞれの社員が使っている端末パソコンがクライアントで、クライアントからの価格問合せに応答したり、伝票データを保存しているコンピュータがサーバーです。
インターネットの世界では、一般的にクライアントはパソコン、スマホ、タブレットがよく知られています。サーバーは一般的にはレンタルサーバーを利用します。
レンタルサーバーは、地球上?のどこかに設置されているはずですが、残念ながらユーザーは自分のサーバーと対面することはできません。
さて、パソコンで作成したHTMLファイル(例えばtest.html)をアップロードする場合には、パソコンにインストールしたFTPクライアント(一般名)というソフトウェアでFTPサーバーにデータを送ります。サーバーは受け取ったファイルを指定された保存場所に保存します。
次に、サーバーに保存したHTMLファイルをウェブサイトとして閲覧したいときには、パソコンのブラウザに所定のURLを入力すると、WEBサーバーはその指示を受け取り、該当するHTMLファイルをクライアントに送り返します。ブラウザは送られてきたHTMLファイルを解釈し、ディスプレイにウェブページを表示します。
図1のWEBサーバー、FTPサーバーは、サーバーにインストールされたソフトウェアの一般名です。ちなみに、先ほどの社内販売管理システムの場合は、サーバーにデータベースサーバー(一般名)をインストールします。