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ウェブサイトを記述するHTMLとは。ITへの扉(入門編) No.2

2019年8月1日カテゴリー: ITへの扉

2019前回は、ブラウザにURL(https://railroad-model.jp/yamarin/test.html)を入力すると、簡単なテスト用サイトが表示されました。
このURL文字列の「test.html」は、サーバーに保存されているファイルで、HTMLという言語で記述されたテキスト形式(※1)のデータファイルです(図4)。「.html」というのは拡張子といい、ファイルがHTMLで記述されていることを明示するものです。

※1 テキスト形式:人間が読み書きできる文字情報のみで構成されたファイル

<!doctype html>
<html lang=”ja”>
<head>
<meta charset=”utf-8″>
<title>ねじの山崎</title>
</head>
<body>
<h1>ねじの山崎テスト</h1>
<p>やまりん新聞をよろしくお願いします。</p>
</body>
</html>
図4 test.htmlの中身

このtest.htmlは、テキスト形式で記述されていますので、一般的なテキストエディター(ネットでフリーソフトをダウンロード可能)で編集することができます。編集のためにわざわざ市販のホームページ作成用アプリを購入する必要はありません。
ちなみに、ワープロソフトは、フォントの設定や画像挿入など書類を作成するためのアプリで、HTMLやプログラミングのコードを記述するときには不向きです。
ファイル編集が済んだら、次にウェブページの公開です。test.htmlファイルを編集した後、ファイル転送用のアプリで、サーバーの所定のディレクトリ下(パソコンで言うとフォルダー)にアップロードします。
サーバーは自社内に設置することも可能ですが、通常はレンタルします。レンタルサーバーには共用サーバー(住居でいうと共同住宅)と専用サーバー(住居でいうと一戸建)があります。専用サーバーの場合は自分が使いたいように自由に設定変更できますが、共用サーバーは一定のルールのもとで運用する必要があります。それぞれ予算、用途に応じて選択します。
htmlファイルのアップロードが終了すると、test.htmlのウェブページを世界中の人が閲覧できるようになります。今では当たり前のことですが、一昔前では考えられなかった技術ではないかと思います。技術の進歩には驚かされます。