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転車台9度バージョン製作(Nゲージ)その22 ガーダー再製作

2021年8月16日カテゴリー: オリジナル転車台

この前に組み立てたガーダーの長さが長く、ピッチに収まらないことがわかり、再度、イラストレータで図面を引き直しました。そして、レーザー加工機でカットしたのが下の写真です。

それぞれの部品をカットしていき木工用ボンドで接着していきます。まずは側面部の主桁(ウェブ)の組み立て。下の写真のように補剛材(ステフナー)を主桁の溝にはめていきます。前回はこの溝幅が少し大きかったのと、今回は補剛材の厚みを薄く(0.3mm)したので、溝幅を狭めて設計しました。今回はしっくりとフィットしています。ちなみに転車台の用語はイカロス出版の「蒸気機関車EX」という雑誌を参照しました。また、今回の転車台サイズもこの「蒸気機関車EX」を参考にさせていただきました。

 

下の写真は両サイド共に組み立てたところです。

 

内側はニープレスという出っ張りの部分を再現しました。

 

縦桁、横桁等は実際の形状とはかなり違いますが、何となくそれらしい雰囲気になるように設計しました。上と下の部品は0.3mmのケント紙で、真ん中の部品は0.5mmの厚紙です。この後、回転部に取り付けたときにしっくりと収まるように、2種類の部品を張り合わせて厚みを増します。

 

これに先ほど組み立てた主桁を取り付けると、下の写真のようになりました。

 

サイズ等が設計通りに出来上がっているかを確認するために、上記部品を、転車台9度バージョン製作(Nゲージ)その22で作った回転部の上に載せてみます。結構うまく仕上がりました。最終的には上から線路をねじ止めして、橋桁を軽く挟みます。

先ほど説明したように、2種類の部品を張り合わせた部分の厚みが0.3mm+0.5mm=0.8mmで、鉄板の厚みが1mmなので、線路で挟み込んだときに橋桁を軽く固定できます。

 

上フランジ、下フランジ部を張り付けます。

 

 

前回作った橋桁(上)と比較すると、今回の橋桁(下)の全長が短くなっているのが分かります

 

次に受電ゲートの組み立てです。0.3mmのケント紙で作った同じ部品をそれぞれ2か所曲げた上で、2枚を張り合わせます。この部品(支柱)を2つ作ります。

 

そして、側面の骨組み(名称は分かりません)を貼り付けます。

 

もう一つの支柱を接着します。こんな感じになりました。強度を持たせるために、曲げた部分に木工用ボンドを、見えにくいように、内側から塗布しておきます。