Nゲージの転車台と同様に、操縦室に照明の配線を行いました。当時の照明は電球ではないかと推測し、今回も電球色のチップLEDを取り付けました。LEDの仕様は順方向電流20mA、順方向電圧3.0Vです。順方向電流は20mAなのですが、あまりに明るく光ると違和感がありそうで、今回は定電流ダイオードを使い順方向電流を10mA程度に抑えることにしました。電源電圧は12V程度です。電球色LEDの順方向電圧が3.0Vなので電源電圧が5V程度まで低くなると発光しないかもしれません。
LEDチップは外形1.6×0.8mmのもの、定電流ダイオードはチップの外形2.6×1.6mmをそれぞれ使いました。非常に小さく電線を直付けすると破損しそうなので、プリント基板に部品をはんだ付けし、電線を引き出す方式としました。プリント基板は端材を外形6×7mmにして、銅箔のパターンを超音波カッターで切って作りました。
この基板に部品と電線をはんだ付けしたのが画像1です。最近老眼のせいで見えづらくなってきたので、拡大鏡(老眼鏡?)を使用してのはんだ付けです。基板の中心にある黄色い部品がLEDで、左側の黒い部品が定電流ダイオードです。電線の赤がプラス、黒がマイナスです。
画像1の基板を操縦室の天井に接着剤で接着しますが、この状態ですと作業中に電線のはんだ付け部が金属疲労で折れてしまいそうなので、エポキシ接着剤で基板と電線を画像2のように固定しました。
LEDを操縦室の天井に貼り付けた後に、9Vの電池に接続して点灯させたのが画像3です。操縦室内部には前回の記事投稿後に、操縦レバーや制御ボックス(以前梅小路機関車館の特集で録画していた番組がありそこに操縦室の内部が映し出されたのを参考にしました)、KATOのHO用駅員フィギュアを配置しました。扉のノブと手摺、扉の横には緑十字を貼り付けて、大分雰囲気がでてきました。
そして画像4のように操縦室を転車台橋桁に取り付けて、電気配線を行いました。中央下から上に伸びている電線は線路を載せると隠れるのですが、踏板の上を横切っている電線はここしか通すところがなくやむを得ずここに配線しました。あとで茶色に塗装すれば目立たなくなるかと思います。画像上方の基板はスリップリングからの電線をはんだ付けする端子台です。