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HO(16番)の転車台の製作(10) 周囲線路取付板の製作

2024年8月20日カテゴリー: オリジナル転車台

転車台の周囲に並んでいる周囲線路(呼び方がわかりません)の取付板を製作しました。周囲線路はガーダーの停止位置に正確に配置する必要があります。私の経験から、接着剤を使った永久固定式にすると後で線路位置を微調整したいときにできなくなり、再度線路を外す等、結構苦労する作業になります。今回も以前のNゲージ転車台で使った方法で、線路をねじ止め式で仮固定することにしました。こうすると線路位置の微調整ができるのでよいかと思います。また、位置が確定したときは、線路の枕木に接着剤を流し込み、永久固定することもできます。固定ねじが邪魔なときは線路を接着したあと取り外せばよいし、ねじが気にならない場合はそのまま仮固定のまま使用するのもよいかと思います。

使用した材料は2mmのアクリル板で、今回もレーザーカットで切断しました。1個の取付板が45°の角度を受け持つので、合計で8枚の取付板が必要です。また、周囲線路の位置により、穴の位置等が異なる取付板A、取付板Bの2種類があるので、それぞれ4枚ずつが必要です。さらに各取付板は穴の形状等が異なる2種類の板を接着剤で張りつけます。よって画像1のように合計16枚の板をカットすることになります。

ちなみに、投稿が後先になり以前の記事にはすでに完成した取付板がついている画像が掲載されています。悪しからず。

 

画像1 レーザーカットしたアクリル板

 

2枚のアクリル板を張り付けた取付板Aと取付板Bが画像2です。2枚を貼り付けるのはなぜかというと線路固定用ねじを止めるための六角ナットを装着するためです。画像2ではちょっと見にくいですが、上側板の丸穴と同じ位置に下側板に六角穴があいておりここに六角ナットを装着します。六角ナットはできるだけ小さいサイズがよく、入手性の面でM2サイズにしています。

貼り付けにはアクリル用の接着剤を使用しています。作業は美観を気にすると結構難しく、画像2のような状態になりましたが、要するに上下の穴や端面の位置がずれず、しっかり接着できていればOKとします。

 

画像2 2枚の板を貼り付けた取付板Aと取付板B

 

画像2の取付板を茶色に塗装したのが画像3です。手軽に塗装するためスプレー缶タイプの塗料を使用しました。線路取付用穴の位置が異なる2種類があります。取付板左上の大きめの穴はベース盤をジオラマに取りつけるためのねじ穴です。

 

画像3 塗装した取付板Aと取付板B

 

これをベース盤に貼り付けます。貼り付けにはボンドクリヤを溶剤で希釈して取付板とベース盤の全面に塗布してしっかりと張り合わせます。張り合わせる前に線路固定用の六角ナットを取付板の六角穴に挿入しておくのを忘れないようにします。忘れて接着してしまうとあとが大変です。また、六角ナットを挿入したあと接着までの間に六角ナットが脱落する場合がありますので、私の場合はセロハンテープで六角ナットを挿入した穴を塞ぎました。セロハンテープの厚みにより線路の高さが僅かに高くなるかも知れませんが、作業性を優先しました。

そして線路取付板をベース盤に張り付けたのが画像4(投稿が後先になった画像)です。取付板にレーザーで彫刻した筋が見えますが、これはレールの位置を示しています。これも私の経験ですが、目安となる基準位置がないと目の錯覚か何かで線路が均等分割で配置できないからです。

 

画像4 線路取付板を張り付けた上路式転車台のベース盤