転車台のピット側面の壁を取付けました。取付前は画像1のような状態でしたが、この隙間に細い帯状のケント紙を貼り付けます。帯の長さは900mm程度必要で、手持ちのケント紙がA3しかないのと、レーザー加工機がA3くらいまでしか扱えないことから、帯3本を切り、それを直列に貼り付けて一本にすることにしました。
帯の上側は茶色い周囲線路取付板に接着できますが、下側はベース盤に貼り付けた円いケント紙への接着はしづらいため、今回は画像2のようなピット側面固定材をベース盤に貼り付けることにしました。
ピット側面固定材は端材のアクリル板3mmをレーザーカットで作りました。ピットの六角支柱の間に貼り付けるため、合計12枚必要です。画像2の固定材の両端の円い切欠きが六角支柱のための逃げる部分です。
画像1の状態では取付にくいので、これまで組立てた状態から、再度ばらせるところまでばらしていき、画像3のような状態にして貼り付けていきました。貼り付けは溶剤で希釈したボンドクリヤを使いました。固定材の貼り付け面に接着剤を塗布して、ベース盤の鉄板に貼り付けます。このときベース盤に貼り付けた円いケント紙外周の端に固定材内側がぴったりと合うように注意して貼り付けます。ベース盤にあいている穴は六角支柱が取り付く穴ですので、この穴と固定材の逃げが均等に配置されるように気をつけます。
画像3は下路式と上路式(梅小路風)転車台の画像です。上路式は画像4です。
そして再度組み立てると画像5、画像6のようになりました。ピット側面の壁を茶色い周囲線路取付板と白いピット側面固定材の切断面に接着することになります。
ピット側面の帯は最初に塗装しておきます。その後、ピット側面の帯のつなぎ目をできるだけ目立たなくするため画像7のように、予め紙やすりでうすく削り、2か所を木工用ボンドで貼り付けて1本にしました。最後の1か所は寸法合わせが必要なので、帯を画像5と6のピット側面にあてがい、のり代を考慮した長さを決めて切断します。その後先ほどと同様につなぎ目をうすく削りました。接着は最後に行います。これにより、つなぎ目がどれほど目立たなくなるかはこの時点では不明です。
3つの帯をつないで1本の帯にした後、ピット側面に貼り付けます。接着剤は溶剤で希釈したボンドクリヤを使いました。しっかりと接着したいので、周囲線路取付板とピット側面取付板、さらに帯にも希釈した接着剤を塗布し、ピット側面に貼り付けます。接着剤が乾くのが早いので結構焦りますが、ピット底面と側面のつなぎ目に隙間ができないように丁寧に貼り付けます。貼り付け終えたのが画像8が下路式で画像9が上路式(梅小路風)です。すきまもなく結構きれいに仕上がりました。
それぞれの画像の線路取付板にマスキングテープを貼り付けたところが側面帯の接続箇所です。画像8はまだ塗装していないので目立ちますが、塗装後にウェザリングをすれば目立たなくなるのではと思います。
画像9は帯のつなぎ目を塗装したものです。ほとんど目立たなくなりました。3つ目の通常の上路式については、このあとピット傾斜部分の製作工程があるため次回以降の投稿となります。