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転車台9度バージョン製作(Nゲージ)その8(ピット作り直し)

2021年2月6日カテゴリー: オリジナル転車台

前回製作したピットの線路仮止め用ナットの挿入穴が円かったためナットを接着剤で付ける必要がありました。この方法ですと接着剤がナットのねじ部に入り込み、小ねじがスムーズに入らない箇所がありましたのでピットの作り直しをしました。今回は、ナットの回り止めも兼ねて、六角ナット用の穴を六角形にして、接着剤を使用せず、ナットをその穴にはめ込む方式としました。

2mmのアクリル板をレーザーカットしたものが、下の写真です。この板が上から2枚目の板で、この下に3mmと1mmのアクリル板を張り付けます。

3mmと1mmのアクリル板を先に貼り付けて、内側の凸凹をパテで補修します。この後上記2mmのアクリル板を張り付けます。ここまでは前回の方法と同じです。

この後、六角ナットを六角穴にはめ込んでいきます。位置がずれないように別の貫通穴に小ねじを入れて固定しています。

この上に1枚目の1mmのアクリル板を貼り付けます。このときも位置がずれないように貫通穴にナットと小ねじで固定します。

板の接着はアクリル用の流し込みタイプの接着剤を使用します。ゴム系の接着剤は塗布したときに厚みがあり、板を貼り合わすと部位により厚みに誤差が生じる可能性があるためです。

次に外側の六角ナットを入れていきます。下の写真は裏側から撮ったものです。

このナットが穴から落ちないようにするために、いろいろ考えた結果、事務用品で市販されている円いシールを利用しました。

そして、4枚のアクリル板を張り付けた状態が下の画像です。六角ナットは脱落、回転しないようにセットできました。今回の方式の方が組立がスムーズにいき正解でした。

下は、横からみた画像です。ちょっと見にくいですが、上から、1mm、2mm、3mm、1mmのアクリル板が張り合わされています。