前回、ウェブサイトの非同期通信をJavaSciptで実現していることをお話ししましたが、それ以外にJavaScriptは様々なユーザーフレンドリーな環境をウェブブラウザに提供してくれます。
以前はJavaScriptを無効にすることで、悪意あるサイトからの被害を一定レベルで回避することができましたが、近年、JavaScriptを無効にすると、不便さを通り越して、必要な機能が使えなくなる等の問題に遭遇します。
試しにブラウザの設定でJavaScriptを無効(※1)にして、いつも見慣れているサイトにアクセスしてみて下さい。今まで見ていたサイトとは違った見え方をする場合があります。これは、JavaScriptが動作していないためだと考えられます。ちなみに弊社サイト(https://www.ymzcorp.co.jp)で試してみると、トップページの画像を切り替えているスライダー(図4)が機能しなくなり、以前は切り替わっていた画像が縦に並んで表示される静止画面となりました(図5)。
図4 JavaScript有効。スライダーにより画像が切り替わっている。 | 図5 JavaScript無効。画像が切り替わらず、縦に並んで表示される。 |
また、別のネットバンキングのサイトでログインボタンを押しても、パスワードの入力画面が現れず、ログインできなくなりました。
ひと昔前はJavaScriptを無効にしても、正常に動作するサイトを作ったものですが、近年はサイトの制作でJavaScriptを利用することが当たりまえの時代になったように思います。
※1
・JavaScriptを無効にする方法は、ネットで検索してください。
・サイトがすでに表示されている場合には、無効にした後に、再読み込みをするか、ブラウザを再起動してください。
・確認後は元の設定に戻してください。
・操作は自己責任でお願いします。