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安達16番C61-2の改造(28)炭水車の配管等の追加

2025年4月7日カテゴリー: 真鍮キット・モデル16番

炭水車の配管や後照灯を取り付けました。画像1の実機の炭水車と見比べて、模型で付いていない機器を見ると、後照灯、溢水管、解放テコ、標識灯、炭水車の両側面の配管等があります。

後照灯について、画像を見ながらナンバープレートの大きさと比較したところ、前照灯に比べて後照灯の方が大きい気がします(実際のところ分かりません)。

炭水車の後ろ右側にある上から伸びた管がありますが、これは何かをネットで調べると溢水管というものだそうです。また、後照灯の右側に設置されている管(役割が分かりませんが)があり、上からの画像を見ると、水取口からナンバープレート付近まで折れ曲がりながら伸びています。

ブレーキシリンダーは樹脂製のものが付いていましたが、これを真鍮製に取り換えるつもりです。

炭水車非公式側の配管は運転席から降りてきた配管からつながって、後方に伸びているようです。公式側は炭水車の前面から伸びて後方までつながっています。いずれも役割は分かりませんが、設置状況は把握できますので、それらしく再現するのは可能かと思います。

 

画像1 C61-2の実機の炭水車

 

これらの部品で市販されているものを探したところ、表1のものが見つかりました。解放テコが付いていなかったので、真鍮線で作り、受けは市販のものを使いました。

前述のように表1の前照灯が、今回付けたウイストジャパンの前照灯よりも大き目でしたので、これを後照灯として使いました。後照灯は非点灯としました。

 

表1 今回使用した前照灯
名称 型番 メーカー
テンダー溢水管セット 2620 ウイストジャパン
埋め込み式標識灯 レンズ付き 0382 金岡工房
解放テコ受け 三角 S214N 安達
前照灯250W S221 安達
ブレーキシリンダー 1109 エコーモデル

 

まず、前照灯を取り付けました。取り付け台は以前投稿したトライアル3のエッチングで作った部品を組み立てて、その上に前照灯を載せてはんだ付けしました。解放テコは解放テコ受けを通した後に、真鍮線を曲げて作りました。そのあとにボディーに穴をあけ解放テコ受けをはんだ付けしました。この際にはんだが真鍮線まで流れてしまい、残念ながら解放テコが固定されてしまいました。あと、溢水管セット、標識灯をはんだ付けしました。

 

画像2 炭水車後ろ側の部品取り付け

 

画像3は炭水車公式側の配管です。実機の画像を見ながら、それらしく作りました。取り付け用のバンドは0.5mm×0.2mmの真鍮帯を使いました。炭水車の前面についている水取り出し口のような四角い部品は真鍮の削り出しで作りました。

 

画像3 炭水車の公式側

 

画像4が非公式側の配管です。今回取り付けた真鍮製のブレーキシリンダーも見えています。

画像4 炭水車の非公式側

 

画像5は炭水車を裏から見た画像です。画像5上に写っている黒いものは元々付いていた樹脂製のブレーキシリンダーです。今回は元の取りつけ台に真鍮製のものをはんだ付けました。

 

画像5 炭水車の裏側

 

水取口あたりから伸びている配管はボディーに取り付けると引っ掛かってフタがあけられないので、今回は画像6のように、真鍮線を折り曲げたあとに、フタの水取口穴の横にそれらしくなるようにはんだ付けしました。

 

画像6 水取口横の配管を取り付け

 

部品を取り付けた後、主台枠とカプラーを取りつけて干渉するとことが無いか確認し、ついでに撮影をしました(画像7)。

 

画像7 後方から撮影