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HTTPのGETとPOSTについて。ITへの扉(入門編) No.20

2021年6月1日カテゴリー: ITへの扉

インターネットでウェブサイトを閲覧するときには、パソコンのブラウザ(クライアント)からウェブサーバーに要求「リクエスト」を送り、サーバーはこの「リクエスト」に対してデータ処理を行い、結果をクライアントに「レスポンス」として返します。このとき使用される通信の取り決め(プロトコル)がHTTP(HyperText Transfer Protocol)というものです。通常「リクエスト」は、「GET」か「POST」のどちらかのメソッドで行います。

図3 HTTPによるウェブサイトの閲覧

ちなみに、ウェブページには、会社情報のページのように決まりきった内容を閲覧する静的ページと、ショッピングサイトのようにクライアントからの「リクエスト」で商品を検索して、価格を表示する動的ページがあります。
動的ページの場合には、「リクエスト」に、例えば商品コードを含めて送信します。動的ページを閲覧しているときに、「GET」と「POST」のどちらで「リクエスト」したかを簡単に見分ける方法があります。サイトのURLで、下記弊社サイトの例のように、URLの後に、?マークが続き、name=00100010のような等号記号(URLパラメータ)がある場合には「GET」でリクエストを送っていると考えられます。
弊社サイトの例:https://www.ymzcorp.co.jp/ym12/cbrcd_search.php?name=00100010
「GET」の利点は、メール等にURLのリンクを貼り付けて、そのリンクをクリックすると、指定した動的ページにアクセスできます。「POST」は、ユーザー情報を送信する時などに利用され、メッセージボディに付加されて送信されるので、上記「GET」のような使い方はできません。
また、当然の事ながら、動的ページは、「リクエスト」を受け取って、データ処理し、「レスポンス」を返すようなプログラムをサーバー側が備えている必要があります。