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カラーコードから見る16進数。ITへの扉(入門編) No.11

2020年6月1日カテゴリー: ITへの扉

前回、光の3原色RGBで色を表現するために16進数を使用したカラーコードについて解説しました。そこで、今回はこの16進数についての雑学です。
一般的に日常生活で使用しているのは10進数です。10進数は0から数えて9までいくと、次は一つ桁が上がり10(じゅう)となります(10で桁が上がる)。
16進数も10進数と同じように考えると、0から数えて15までいくと次は桁が一つ上がります(16で桁が上がる)。このとき10から15に相当する算用数字がないため、表6のようにアルファベットのaからfの文字を当てはめます。従って、f(10進数の15)の次は桁が上がり10となります。

表6 2,10,16進数の対比
10進数 16進数 2進数
0 0 0
1 1 1
2 2 10
3 3 11
4 4 100
5 5 101
6 6 110
7 7 111
8 8 1000
9 9 1001
10 a 1010
11 b 1011
12 c 1100
13 d 1101
14 e 1110
15 f 1111
16 10 10000
17 11 10001
253 fd 11111101
254 fe 11111110
255 ff 11111111

10と記述しますが、10進数の10(じゅう)ではなく、イチゼロと発音します。10進数と区別するために(10)16とか、0x10や10hと表現します。
さて、カラーコードは8bit×3色(R,G,B)=24bitで色を表現しています。8bitで表現できる最大値は2進数で8桁、すなわち(11111111)2です。これを16進数でいうと(ff)16(表6参照)となり、RGB各色の最大設定値となります。
ちなみに、カラーコードで赤(R,red)は#ff0000、緑(G,lime)は#00ff00、青(B,blue)は#0000ffです。白は赤緑青すべて100%発光で#ffffff、黒は赤緑青すべて消灯で#000000です。
グレー系(RGBの割合が同じ)の色は黒と白の中間で、例えば#808080(gray)、#c0c0c0(silver)です。
ネットで「カラーコード HTML」と検索すると、きれいな色見本を掲載してくれているサイトがありますので、参考にして下さい。