18.駅の完成

駅舎内部にLEDの照明を設置しました。電球色のLEDが100個で1000円という格安で手に入ったので、これを使いました。下の写真のようにユニバーサル基板を小さく切って電流制限用抵抗と逆流防止用ダイオードを取り付けています。LEDはあまり明るいと雰囲気がでないので、12Vの電源を使用した時に、抵抗を4.7kΩくらいにして、電流を2mA程度に抑えています。

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これを駅舎の天井2か所に埋め込んでプラットホームの前に設置しました。

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プラットホームの部品を取り付けてウェザリングを施したのが下の写真です。

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17.機関区施設の塗装

機関区の施設はKATOの機関区施設セットと給炭・給水セットを使用しました。

 機関区施設セットの壁は駅舎と同様にこげ茶色の塗装がはがれて地色の木の色が浮き出ている雰囲気を出しました。屋根の瓦も駅舎と同様です。

 トミ―の駅舎の壁は薄い茶色でしたので、そこにこげ茶色を塗装して、それを部分的に剥がせばよかったのですが、KATOの機関区施設セットはもともとがこげ茶色ですので、前もって薄い茶色を塗装してから、その上にこげ茶色を塗装して、それを剥がすことで再現しました。油庫だけはレンガのようで、レンガ色に塗装して目地に白を入れました。

 下の写真が塗装したセットです。

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給水塔はタンク部がコンクリートで土台部がレンガのようです。また石炭台は足がレンガ、石炭を載せるところがコンクリートのようです。それぞれ塗装したのが下の写真です。

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拡大した写真も掲載しましたので、「続きを読む」をクリックしてください。

 

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16.駅舎の塗装

駅舎はトミ―の木造駅舎セットを使用しました。そのままですと色が派手ぎみなので、塗装しました。

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色は屋根が瓦ですので、もともとの地の色を黒っぽいシルバーを塗り新品の瓦に仕上げた後、錆で汚れた雰囲気を出すためにこげ茶色でウェザリングを行いました。

壁は田舎の駅によくある、板で作られて、柿渋のようなものを塗られ、その後、長い時間、雨風にさらされて、塗装がはげた雰囲気を出したかったので、まずこげ茶色を塗装した後、その塗料の一部分をはがして(カッターの背の部分や溶剤を使用)、地の色の薄茶色を出しました。

石垣もウェザリングを施し、墨入れしました。郵便ポストの赤は実際と若干違いますので、もう少しオレンジがかった赤を塗りました。

その他細部は省略しますが、大体の塗装が完成しましたので、拡大写真を掲載します。

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15.跨線橋の改造と塗装

跨線橋はトミーの完成品を改造して、塗装することにしました。

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上記の階段下の壁を取り除き、足のみを残すことにしました。切り取ったのが下の写真です。足は細いので切りにくいのですが、ドリルで切り取り部分にたくさんの穴をあけた後、ニッパーでカットし、そのあと、やすりがけしました。足は強度不足を懸念して、不自然でない程度に若干多めに肉を残しました。

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そして、塗装とウェザリングを行いました。屋根はスレートをイメージした、薄いグレー、その他は少しグレーぎみの白を塗装しました。

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14.転車台の受電ゲート製作

転車台の受電ゲートが作れてなくて、気になっていましたので今回製作することにしました。

問題なのが材料に何を使うかです。素人が使えるのは、紙、金属、プラ板等考えられますが、強度面から考えるとやはり金属板かなと思いました。さて金属板の加工方法ですが、レーザー、エッチング、やすり等作業工具あるいはNCでの切削などがありますが、レーザーは業者に依頼する必要があるし、板厚が0.2mm程度だとペラペラすぎて切削は厳しいのではと思い、エッチングで行うことにしました。

 材料は手持ちの0.2mm洋白板、0.3mm真鍮板を試しました。エッチングのマスク方法は以前試したことがある、インターネットで紹介されている「F式」で行いました。「F式」はレーザープリンターでエッチングのマスク部をインクジェット用紙に印刷し、トナーの部分を熱と圧力を加えて金属板に転写する方式です。(考案された方には感謝いたします)

まず、パソコンでイラストレーターを使いマスク用の受電ゲートのお絵かきを行いました。エッチングは両面から行いますので、マスクも両面必要になります。抜き取るところは両面共白でマスクなし、溝をつけるところは片面のみ白、もう一方の面は黒(トナー有)です。

今回はアングルの折り曲げ部の谷の部分に溝をつけました。

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これを印刷面を内側にし2つ折にして、裏表の位置関係をぴったりと合わせて、中に金属板を挟みます。

そして、それをコピー用紙で挟んでから、ラミネータ(温度設定は最強)に20回くらい連続で通してやります。今回は念のため最後にアイロンで押さえてやりました。

これでトナーが金属板に転写されているはずです。あとはこれを水に浸して紙がふやけるのを待ち指でこすると紙がはがれていき、トナーが残るはずです。べた面が大きいところは油性ペンを塗って修正します。

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そしてこれを塩化第二鉄で2エッチングします。20分程度で完成です。できたのが下の写真です。べた面はトナーのマスクにエッチング液がしみこんでしまうのか、あばたになってしまいました。しかしながら、形状はきっちりとできていて、後で塗装しますので、これでOKとしました。

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これをアングル部をL字に折り曲げた後、ステップ?と受電部(旋盤で真鍮から切削)を半田付けして、形を整えたのが下の写真です。アングル部をL字に折り曲げ、半田を流したので、ぺらぺらではなくなりました。ただ折り曲げの作業は結構大変でした。

ちなみに0.3mm真鍮板では折り曲げがうまくいかず断念しました。最終的に0.2mm洋白板のものを採用しました。

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これを転車台に取り付けると結構見栄えがしたので、C62を乗せて記念撮影をしました。

 

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13.配線の整理

 今日は電気関係の配線の整理を行いました。今まで試運転のため配線が宙ぶらりんでしたので、ジオラマを製作するにあたりまず裏側を完成させました。

ベース裏側の配線は主に線路への給電用とポイント用です。今回はDCCで、線路間のギャップは入れておりませんので、給電の数は本来少なくなるはずですが、線路つなぎ目の接触不良を懸念して、要所要所に給電するようにしました。

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下の写真はコントロールボックスの裏側です。左半分がDCCコントローラー(両側)とDCCパワー部(中央)で右半分がポイント切り替え回路(上)と転車台制御回路(下)です。

 
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下の写真は転車台の裏側です。丸いのが転車台、その左が転車台駆動部です。上にある小さな基板はデジトラックス製のリバース区間用の極性切り替え器AR1です。

7月19日に掲載した動画の音声をよく聞くと、機関車が転車台と周囲線路をまたぐときに「カチッ」と小さな音が聞こえますが、これはAR1が動作したときのリレーの音です。

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基板がむき出しの部分は、何かがあたると壊してしまいそうですので、蓋をした方がよさそうですね。