32.カラーパウダーを撒く

 バラスト撒きがほぼ終了したところで、次に地面のところにカラ―パウダーを撒きました。まずはスチレンボードの表面を隠すつもりで、全体を均一にふり掛けました。 使用したのはトミーのカラーパウダー ブラウンです。
 最初に木工用ボンドの水溶液を刷毛でスチレンボードに塗り、茶こしを使って薄くパウダーを撒いて行きました。そのあと、スポイトで木工用ボンドを滴下しました。表面張力のため最初は玉状になりますが、そのうちパウダーにしみ込んでいくようです。
 また、木工用ボンド水溶液が泡になり、乾いていく途中で泡が割れると、その跡がクレーター状になる場合が結構ありましたが、そのときは指でトントンと軽く押さえてやると目立たなくなりました。いずれにしても、この後、仕上げにパウダーをふり掛けますので、とりあえずはこれで良しとしました。
 撒き終えた状態の写真を掲載します。まずは右手方向の景色です。スチレンボードの艶のある表面から一転して、地面らしくなってきました。

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そして左手方向です。
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31.山に木を植えました

 KATOのフォーリッジクラスタを使って木を植えていきました。山はこんな感じになりました。山らしくなりましたか?
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そして崖はこんな感じに、予想した通り斜面が急なため木を植えるとかなり違和感があったので、予定を変更して、比較的緩やかな斜面にのみ木を植えました。それ以外はコンクリートで覆った崖をイメージして塗装しました。
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そしてベースに配置すると、こんな感じです。左の崖にはもう少し緑をちりばめた方が雰囲気が出そうですね。
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30.山の塗装

 山の下地を塗装しました。ついでに石垣も取り付けました。石垣はグリーンマックス製の石垣Bを塗装して使用しました。色は泥、苔、錆で汚れた、かなり古くなった石垣をイメージしました。
 石垣の部分が斜めで、カーブになっているので、そのままでは取り付けしにくいため、熱を加えて若干変形させました。これがなかなか思ったように行かなくて、ちょっといびつになりましたが、前向きに解釈すると、これが逆に古さを醸し出しているようです。
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 崖の方はこんな感じです。土の部分があまりに切り立っているので、ここに木を植えると違和感があるのでは?
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 トンネルの壁を艶消し黒で塗装しました。
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 とりあえず、ベースの上に置いてみました。まだ山の雰囲気は出ていないようですが、これで左右奥のスペースの余白が無くなり、バランスがよくなったのでは?
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29.山の製作

 発泡スチロールがありましたので、それを使いました。そのままでは使いにくいので、ブロック状になるようにスチロールカッターで切って使いました。
 まずはトンネルから始めます。津川製のトンネル入り口を購入しましたので、その入り口の寸法よりも少し大きくなるようにブロックをカットします。
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 これを線路に沿ってならべて接着するのですが、今回は線路がカーブになっていますので、あらかじめコピー用紙を線路にあててトレースしたものに並べていくことにしました。
 下の写真はトレースした型紙です。
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 この紙の上に先ほどのブロックを接着していきます。接着剤はボンドGクリヤーを使用しました。ボンドG17を使うと発泡スチロールが溶けますので、要注意です。
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 この上に山を作っていきます。トンネル部をベース板に載せて、ブロックを適当に切りながら、貼りつけていきます。
 ほぼ貼り終えたのが下の写真です。

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 こちらは左側の崖です。

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 貼り終えたものをベース板から取り外します。

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 山の表面を適当に整形し、必要があれば、すきまをパテで埋めます。隙間があっても、後工程のプラスタークロスを張れば問題ありません。パテは発泡スチロール用を使用しないと、発泡スチロールが溶ける場合がありますので、要注意です。
 何となく山の形はできてきました。

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 KATOのプラスタークロスを使って見たかったので、発泡スチロールの上に張り付けていきました。プラスタークロスは手軽に使えて、山の凹凸も再現できて大変満足しています。
 プラスタークロスだけでは布目が見えているところがありますし、岩肌の感じを出すために、トミーのシーナリープラスターを薄く塗りました。下の写真はプラスタークロス(白いところ)を貼った後、シーナリープラスター(グレーのところ)を塗っているところです。
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 そして塗り終えたところです。プラスターが乾いたあと、製作時に貼りつけていた山の側面や裏面の紙をはがして、1mm厚の発泡塩ビ板に貼り替えました。
 そして、各所のすきまをパテで埋めていきます。こうするとプラスターの端がくずれるのを防ぐことができます。

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 トンネルの入り口を貼りつけます。トンネル入口はウェザリングをしています。山の中腹には山をベース板から取り外すための取っ手をつけています。取っ手は針金を山の裏側で円状に丸めて固定し、山を貫通させて中腹まで伸ばしてきています。

 裏から眺めるとこんな感じです。トンネルの内側はでこぼこしてますが、これで我慢します。トンネル入り口には紙をはめ込んで、ボロ隠ししました。

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 ベース板上の山の位置がずれるのを避けるため山側にナットを取り付けて、ベース板にねじで軽く固定します。下の写真の山の裏に見える小さな穴は、ナットを取り付けた部分です。

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 最後に完成した山をベースに載せて写真撮影。

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28.背景の絵を描きました

 ベース板のふちがスチレンボード丸出しですので、化粧板を貼りました。ついでに背景がさみしいのと
、ボリューム感を出すために両側に山を作ることにしました。そのため両側の板は山の形に切り抜きました。
 背景を描くために、化粧板の裏側にA3のコピー用紙を数枚、木工用ボンドの水溶液で貼り付けました。ちょうど障子を貼る要領で、水分が乾くと表面が伸びきってきれいにできました。
 そして、アクリル塗料で書いていきました。中学校以来のお絵かきですので、一苦労でした。アクリル塗料が手持ちであったので、それを使いましたが、絵具の方がよかったかと思います。
 絵を描き終えたら、最後にクリアラッカーをスプレーして完了。

背景はこんな感じになりました。
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全体を見るとこんな感じです。両側は山を作る予定です。
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