発泡スチロールがありましたので、それを使いました。そのままでは使いにくいので、ブロック状になるようにスチロールカッターで切って使いました。
まずはトンネルから始めます。津川製のトンネル入り口を購入しましたので、その入り口の寸法よりも少し大きくなるようにブロックをカットします。
これを線路に沿ってならべて接着するのですが、今回は線路がカーブになっていますので、あらかじめコピー用紙を線路にあててトレースしたものに並べていくことにしました。
下の写真はトレースした型紙です。
この紙の上に先ほどのブロックを接着していきます。接着剤はボンドGクリヤーを使用しました。ボンドG17を使うと発泡スチロールが溶けますので、要注意です。
この上に山を作っていきます。トンネル部をベース板に載せて、ブロックを適当に切りながら、貼りつけていきます。
ほぼ貼り終えたのが下の写真です。
こちらは左側の崖です。
貼り終えたものをベース板から取り外します。
山の表面を適当に整形し、必要があれば、すきまをパテで埋めます。隙間があっても、後工程のプラスタークロスを張れば問題ありません。パテは発泡スチロール用を使用しないと、発泡スチロールが溶ける場合がありますので、要注意です。
何となく山の形はできてきました。
KATOのプラスタークロスを使って見たかったので、発泡スチロールの上に張り付けていきました。プラスタークロスは手軽に使えて、山の凹凸も再現できて大変満足しています。
プラスタークロスだけでは布目が見えているところがありますし、岩肌の感じを出すために、トミーのシーナリープラスターを薄く塗りました。下の写真はプラスタークロス(白いところ)を貼った後、シーナリープラスター(グレーのところ)を塗っているところです。
そして塗り終えたところです。プラスターが乾いたあと、製作時に貼りつけていた山の側面や裏面の紙をはがして、1mm厚の発泡塩ビ板に貼り替えました。
そして、各所のすきまをパテで埋めていきます。こうするとプラスターの端がくずれるのを防ぐことができます。
トンネルの入り口を貼りつけます。トンネル入口はウェザリングをしています。山の中腹には山をベース板から取り外すための取っ手をつけています。取っ手は針金を山の裏側で円状に丸めて固定し、山を貫通させて中腹まで伸ばしてきています。
裏から眺めるとこんな感じです。トンネルの内側はでこぼこしてますが、これで我慢します。トンネル入り口には紙をはめ込んで、ボロ隠ししました。
ベース板上の山の位置がずれるのを避けるため山側にナットを取り付けて、ベース板にねじで軽く固定します。下の写真の山の裏に見える小さな穴は、ナットを取り付けた部分です。
最後に完成した山をベースに載せて写真撮影。