炭水車1号機作り直し9(2010年8月):水タンク、アルコールタンク

第6章の3 炭水車の製作
 ご無沙汰しております。過去の記事を見ると2009年8月に炭水車の姿がありますので、あれから1年たったということです。(1年早いもんですね)
 さて炭水車の1号機はアルコールタンク(下の写真の左側の入れ物)の上フタを4辺曲げた鉄板でふさいで、半田で密封したのですが、角の部分やその他若干の漏れがあり、タンクを気密にすることができなかったのです。

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新ボイラーの製作7(2010年3月):水圧試験

第7章の11 水圧試験の実施
 いよいよ水圧試験です。給水逆止弁を所定のブッシに取り付け、あらかじめボイラーに水を満タン入れておきます。給水口に圧力計を取り付けます。その他のブッシはプラグでふたをします。逆止弁に取り付けた給水ポンプで水をボイラーに給水し、すこしプラグを緩めた安全弁のブッシがら空気を追い出します。すべての空気が出て行ったらプラグを締めます。

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新ボイラーの製作5(2010年2月):管控、タテ控

第7章の9 管控、タテ控の製作
前回の製作では管控、タテ控は火室後板にねじを切って直接取り付けていましたが、前回の失敗を生かすため、ボイラー後板と煙室管板の両方に真鍮製のブッシを取り付け、着脱可能にし、気密はパッキン等で行なう予定です。
 着脱可能とするため、ボイラー後板から差し込むことができて、さらに煙室管板とボイラー後板の両方で同時にねじ止めする必要があるため、ボイラー後板側はM6ピッチ0.5、煙室管板側はM5ピッチ0.5として互いのピッチをあわせました。

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新ボイラーの製作4(2010年2月):内火室組み込み

第7章の8 内火室の組み込みと煙室管板、ボイラー後板のロー付け
 内火室をボイラー胴に組み込み、その後、煙室管板、ボイラー後板をロー付けします。ボイラー後板は前回の製作では火室後板と呼んでいました。前回の火室後板は火室部が露出している構造でU字型の開口部がありましたが、今回は強度アップのため、前述の通り、内火室前後を板で囲いました(写真参照)。それによりボイラー後板(私が名づけました)はボイラー胴の後部全体を覆う構造になっています。 

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新ボイラーの製作2(2010年1月):煙管、水管取付け

第7章の6 煙管と水管の取り付け
 この辺は前回と同じですので、結構スムーズに進行しました。銅管のロー付けは輪にした銀ローを銅管の一方に通してバーナーで加熱してとけるのを待ちます。銀ローを置いた側の逆側まで銀ローが流れていればほぼOKです。

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新ボイラーの製作1(2009年12月):内火室

第7章の5 内火室の製作
 前回でボイラーがとんでもないことになり、作り直しを決意しましたが、それ以来こつこつと新ボイラーの製作を行なっていきました。その結果2010年3月中ごろにようやく完成の姿が見えてきましたので、記事を再開します。今回は内火室の製作についてです。失敗編では0.8tの銅板を使用しましたが、今回は強度を上げるため1.6tの銅板で作りました。

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ボイラーの製作(2009年11月) 失敗編

第7章の4 管控、タテ控の取り付け そして 作り直しを決意
タテ控はボイラー胴の前後の強度を保つための銅棒によるステーで、管控は通風管とステーを兼ねた銅パイプです。
 銀ロー付けも慣れてきた頃で、最初は楽勝かと思っていましたが、かなりのくせものでした。あえて言うならここが今回の失敗の序章のようなものです。

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