番号板の製作(2011年5月)

最終回の4
 番号板はエッチングで製作しました。問題はエッチング液から腐食を防止するためのレジストをどうするかです。設計書では筆で丁寧に記入するように書かれていましたが、仕上がりに自信がなかったので、インターネットを調べるとF式エッチングというものが紹介されていましたので、これを採用させていただきました。結果的には非常に良好な結果が得られました。考案、紹介いただいた方には感謝いたします。

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1.使用する機材はレーザープリンター、インクジェット用紙(スーパーファイン)、使用していない古いアイロン、サンハヤトのエッチング液です。

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2.イラストレーター等で番号板の絵を描き、それを裏表反転させ、インクジェット用紙にレーザープリンタでプリントします。

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3.表面の錆、油汚れをきれいに取り除いた真鍮板に先ほどのプリンター用紙の印刷面を重ねて、ずれないようにして、上からアイロンで熱と圧力を均等に加えます。熱がかかっても問題のない平らな作業台で行ないます。
 トナーが真鍮板にくっついたところで作業を終え、あとは紙の部分を水で洗い流します。ベタ面はトナーがはがれているところがありますが、字の部分はきれいにトナーが着いています。

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4.トナーがはがれている部分を油性のマジックやレジストペン及びサンハヤトの黒色のマスキングテープ(名前が思い浮かびません)等で修正します。

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5.エッチング液を少し温め、容器を揺すりながらエッチングを行ないます。適当なタイミングでエッチングをやめて水洗いをします。下の写真は補修したテープをはがした状態です。真鍮板表面はかろうじて守られていたようです。これ以上エッチングをするとこの部分も腐食していたかもしれません。
 (注)エッチング液の処理はメーカー指示の方法で各自責任を持って行なってください。

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6.レジスト部をはがし、所定のサイズに切り出したのが下の写真です。素人にしてはそこそこの出来ではないでしょうか。

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7.番号板を取り付けたのが下の写真です。

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