第8章の6
設計書によるとアルコールバーナーは黄銅で作るように書かれていましたが、今回は銅板で作りました。
2011年9月完成しました。ご声援ありがとうございました。
第8章の4
蒸気ダメドームと砂箱は真鍮の丸棒から削りだします。両者の形は同じですが、サイズが若干違います。左側が蒸気ダメドーム、右側が砂箱です。
第8章の3
以前製作していた安全弁の作動圧力の調整を行ないました。
ボイラーに圧力計を取り付け、安全弁を所定のブッシに取り付け、それ以外のブッシはプラグでふたをします。
内火室をバーナーで加熱(当然ボイラー内には水が入っています)して湯を沸かすと徐々に圧力が上がってきます。
4kgf/cm^2程度まで圧力をあげて、安全弁の調整プラグを緩めていき、蒸気が噴出すのを確認して、さらに2.5kgfを下まわると蒸気噴出しが止まるように「調整プラグを調整、ロックナットを締める」を繰り返します。
何回か圧力を上下して安全弁の動作を確認しました。
第6章の7
前回の続きで、炭水車完成(アクセサリーを除く)までを説明します。アルコールタンクの気密も確認できましたので、ようやくの完成となりました。
第6章の6
前回までで水タンクとアルコールタンクの組立てが一通り終わりました。今回は既に作ってあったサンプと給水ポンプの製作過程の紹介と炭水車完成までの過程を紹介します。
第6章の5
炭水車2号機は設計の甘さで失敗に終わりました。過去の1号機、2号機の失敗の教訓を生かして、今回の3号機はもう一度、渡辺氏の設計図に忠実に、さらに丁寧に作っていきました。
前板、仕切板、後板は両端を曲げて、側板に取り付けるようにしました。(下写真参照)。1号機は板圧1mmの鉄板でしたが、3号機は0.8mmの鉄板を使用しましたので、若干曲げ加工もやり易い感じです。
第6章の4
第6章の3での教訓を生かして、できるだけ板金の曲げの部分をなくそうと思い、側板、前板、後板等の接合部を真鍮のアングルで接合しようと考えました。
下の写真のように真鍮のアングルと鉄板を必要なサイズに切断して、これらを1mmの銅リベットでかしめて、その後半田付けをしました。