第6章の4
第6章の3での教訓を生かして、できるだけ板金の曲げの部分をなくそうと思い、側板、前板、後板等の接合部を真鍮のアングルで接合しようと考えました。
下の写真のように真鍮のアングルと鉄板を必要なサイズに切断して、これらを1mmの銅リベットでかしめて、その後半田付けをしました。
側板、前板、仕切板、後板に真鍮アングルをリベット止め後半田付けしたものが下の写真です。
そして、これらを連結したものが下の写真です。
この段階でアルコールタンクに水を入れて漏れを見たのですが、じゃじゃ漏れ(ちょっと言い過ぎか?)となりました。原因は鉄板同士の合わせ目が鉄板の厚み1mmですので、わずかな鉄板のひずみがあると半田がうまく回らず、すきまができるからだと思います。
そのため、すきまがあき、それを補正しようと再度熱するとまた違うところにすきまが!真鍮のアングルの厚みが0.3mm程度しかないこともひずみの大きな原因だと思います。(バーナーで熱を加えてると鉄板が変形してくることもありました。)
この段階では1号機は水漏れしなかったし、2号機は強度的にも弱そうでしたので、残念ながら2号機のアイデアは失敗という結論にいたしました。
ということで、2010年8月現在、3号機の設計図(というほどの物でもありませんが)を書いているところです。(もう一度原本の設計にもとづき、1号機の反省も生かし、丁寧に作るつもりです。)