新ボイラーの製作1(2009年12月):内火室

第7章の5 内火室の製作
 前回でボイラーがとんでもないことになり、作り直しを決意しましたが、それ以来こつこつと新ボイラーの製作を行なっていきました。その結果2010年3月中ごろにようやく完成の姿が見えてきましたので、記事を再開します。今回は内火室の製作についてです。失敗編では0.8tの銅板を使用しましたが、今回は強度を上げるため1.6tの銅板で作りました。

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1.今回の火室は強度を上げるため、火室管板以外に、火室後部にも火室後板を設けました。
2.まずは火室管板と火室後板のフランジ加工です。前回と同様、焼きなましをして金型にあてがってプラスチックハンマーで曲げて行きます。硬くなったら再度焼きなましをします。

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3.火室後板、内火室をU字型に曲げます。曲げが完成したのが以下の写真です。

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4.ロー付け部の隙間をできるだけ小さくするため、フランジ部をエンドミルでけずり火室とピッタリ合うようにします。削るときは少しずつ削らないと、刃物が銅板に食い込むことがあります。

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5.その他の作業は前回と同じです。天井控えは0.8tの銅板です。天井控えと火室との仮止めに銅リベットを使用しますが、このリベット部は銀ローで丁寧に埋めておかないと、完成後は補修しにくいので要注意です。ここまでの完成した姿が以下の写真です。前回よりキレイにロー付けできている気がします。

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6.ちなみに新ボイラーのロー付けは前回のカートリッジタイプのバーナーの火力が弱かったことを考慮して、LPガスとそれ用のバーナーを新規に購入しました。バーナーの火口径は40-50mm程度です。

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