第4章の1 モーションプレートと滑り棒の製作
モーションプレートは主台わくに固定されて滑り棒やラジアスリンクをささえる横バリです。
設計図では鉄板を使用するように書かれていましたが、今回は鉄の材料からフライスにより削りだして製作しました。また下の写真の長いものが滑り棒、その横がクロスヘッドです。
滑り棒はクロスヘッドの往復運動を支えるための大事な部品です。クロスヘッドはピストンの往復運動を主連棒を介して動輪の回転運動に変える重要な部品です。
1.下の写真がモーションプレートです。
リン青銅で作った部品がついているものが、ラジアスリンクささえです。ここにラジアスリンクピボットが入りラジアスリンクを止めます。リン青銅のブッシははんだ付けしています。
L型の部品は滑り弁を固定する金具です。この金具と後部シリンダーカバーに取り付けた部品により滑り棒が固定されます。
モーションプレートの裏側についている金具は主台わくに固定するための金具です。すべて精度よく作らないと後で取り付けができなくなりますので、今回は前述のように鉄の角材からフライスで削り出しました。ちなみにモーションプレートの厚みは2mm、全長は86mmです。
2.そして下の写真の下が滑り棒です。ちなみに上は主連棒です。
滑り棒については以前紹介した方法でフライス盤にて落ち着いてあせらず製作しました(全長63mmの小さい部品ですから、根気よく)。両側のななめになっている部分はムリしてフライスで加工せず、最後にやすりで手作業で削りました。正面の溝は中心からずれると不細工ですので慎重に位置決めして加工する必要があります。
加工が終わったら、サンドペーパーでピカピカになるまで磨きます。
滑り棒については以前紹介した方法でフライス盤にて落ち着いてあせらず製作しました(全長63mmの小さい部品ですから、根気よく)。両側のななめになっている部分はムリしてフライスで加工せず、最後にやすりで手作業で削りました。正面の溝は中心からずれると不細工ですので慎重に位置決めして加工する必要があります。
加工が終わったら、サンドペーパーでピカピカになるまで磨きます。