試運転(失敗編)(2011年6月)

第8章の9
 これまでの作業で部品についてほとんど製作完了となりましたので、いよいよ試運転を行ないました。
ボイラーおおいについては赤錆が発生し出したのと、試運転の後ボイラーを再度外して、塗装するのが面倒と思い、先に塗装しました。


下が試運転前の写真です。給水口についているのは圧力計です。

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1.いよいよ試運転開始です。ボイラーに給水ポンプで水を入れ、アルコールタンクにアルコールを入れ、煙突に通風器を差込み、スイッチオン。そして点火しました。

2.数分で湯が沸いてきて圧力が上がってきました、そして0.25MPa程度で安全弁が作動することを確認。

3.通風器を取り外し、通風弁を開けて自前の蒸気で通風を行ないましたが、燃焼状態は特に変化せず、順調でした。

4.そして加減弁を開にして、機関車を前後して水を排出し、その後機関車を前に押してやると、かなり勢いよく走り出しました。

5.しかしながら直径6mの線路上を1周したところで、勢いが衰え、停止してしまいました。圧力計を見ると0.1MPa程度に落ちていました。どうもアルコールバーナーの燃焼状態が悪いようです。

6.とりあえず炎天下での線路上での試運転はあきらめ、作業場での試運転に切り替えて原因の調査となりました。

7.まず疑うのはアルコールバーナーの芯です。今回は石油ストーブの芯を使用しましたので、これが問題なのかと思い、市販のライブスチーム用の芯を購入して試しましたが、結果は同じでした。